事業再構築補助金を「飲食業」で申請する際の注意点について
2023/07/13
こんにちは、TCFコンサルティング代表の渡辺です。
今日も雨で蒸し暑い日が続きますね。
先日、飲食業を営む企業様から事業再構築補助金の相談を受けました。
次回11回目の公募がもうじき開始されるので、申請を検討しているとのことでした。
私は過去に数社「飲食業」が絡んだ事業再構築補助金の申請支援をしました。その経験を踏まえて一つ感じたことがあります。
それは、「既存事業」が飲食業で「新規事業」も飲食業のケースは、採択されることが容易ではない、ということです。
この補助金は、コロナ等でダメージを受けた企業が「再構築」を図るためのものです。飲食業は特にコロナで多大なダメージを受けた業種の一つです。
そのため、飲食業者が敢えて新事業として同じ「飲食業」を選択する妥当性が求められます。新事業の内容として、採択されるためには以下の点が必要と感じます。
①なるべく異なるサービスに変わること
例、日本料理店→韓国料理店 居酒屋→ファミリーレストラン
②サービスの提供方法が変わること
例、イートインのみ→テイクアウト・デリバリー対応
③コロナ禍に強いこと
例、完全個室等接触機会が少ない、屋外提供や換気面での強みがある
④コロナ禍以降も需要が減少していない、もしくは需要が増加していること
例、焼肉・寿司
⑤ターゲット層が変わること
例、20~30代のサラリーマン男性→30~50代の高所得女性
以上を多く満たすことが理想です。逆に満たす項目が少ない場合は採択は難しいでしょう。
その場合は事業計画の再検討が必要かもしれません。
当社で飲食業を支援する際は、この点を重視してアドバイスしています。
----------------------------------------------------------------------
株式会社TCFコンサルティング
〒492-8212
愛知県稲沢市小沢1-9-2
電話番号 : 0587-74-5547
名古屋で補助金申請を支援
----------------------------------------------------------------------